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会長・名誉会長挨拶

会長挨拶

新しい同窓会がスタートしました。

一般社団法人 名古屋大学農学部・生命農学研究科同窓会 会長 小川雄二

YOgawa  同窓生の皆様におかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。2021年10月16日開催されました名古屋大学農学部同窓会(旧同窓会)の総会において、福島前会長の後任として会長に選任されました小川雄二でございます。1978年に農芸化学科を卒業、1983年に食品工業化学専攻博士課程を満了し、現在は愛知県内の私立大学に勤務しております。
 2021年10月16日の総会で、同窓会を一般社団法人化することを議決し、その決定に沿って、一般社団法人名古屋大学農学部・生命農学研究科同窓会(以下同窓会)を設立し、2022年9月1日には旧同窓会から事業、財産、会員の移行を行い、新しい同窓会がスタートしました。名古屋大学の同窓会としては、経済学部同窓会「キタン会」についで2番目の一般社団法人格をもつ同窓会となりました。
 2022年10月15日(土)には新同窓会として初めての総会を、対面とオンラインを併用したハイブリッド方式で開催致しました。総会前の時間を利用して、「名古屋大学農学部・生命農学研究科と一般社団法人名古屋大学農学部・生命農学研究科同窓会との連携協力に関する覚書」を締結し、簡単なセレモニーも行いました。また、同日午前には、「卒業・修了50周年記念祝賀会」を、コロナ禍のため開催できなかった卒業後51周年、52周年祝賀会と同時に開催いたしました。
 加えて、総会後には「農学部創立70周年記念講演会・パネルディスカッション 名古屋大学から発信する新しい農学 〜現在・過去・未来〜セコイアと共に〜」をハイブリッド方式で開催し、会場とオンラインで大変多くの皆様にご参加いただき、70周年を記念するに相応しいイベントを開催することができました。一連の行事にご参加いただきました同窓会会員の皆様、代議員の皆様、準備・運営に多大なご協力をいただきました農学部・生命農学研究科の関係者の皆様に心よりお礼申し上げます。
 長年にわたり旧同窓会を支えていただきました歴代の役員の皆様、会員の皆様に、心より感謝申し上げますとともに、引き続き、一般社団法人名古屋大学農学部・生命農学研究科同窓会に一層のご支援を賜ります様お願い申し上げます。各年代の同窓生の皆様におかれましては、これまで以上に同窓会活動に関心を持っていただきますとともに、同窓会諸行事、支部行事へのご参加を心よりお待ちいたしております。
 2022年11月15日



名誉会長挨拶

農学部・大学院生命農学研究科の発展に向けた変革

名古屋大学大学院生命農学研究科長・農学部長 中園 幹生

nakazono  私は2023年度から農学部同窓会名誉会長を仰せつかった中園幹生と申します。名古屋大学農学部・生命農学研究科同窓会会員の皆様におかれましては、日頃から農学部および大学院生命農学研究科の教育・研究活動にご理解とご支援を賜り、心より感謝申し上げます。名古屋大学農学部(1951年創立)および大学院(1953年創立)では、70年以上の歴史の中で、これまでにおよそ10,000名の学士、5,900名の修士、1,900名の博士の学位取得者が社会に巣立ち、国内外の産業界、行政、アカデミアなどの多方面で活躍し、各界におけるリーダーとして国内外の牽引力になっています。
 セコイア会の愛称をもつ名古屋大学農学部同窓会は、農学部・大学院生命農学研究科の卒業生・修了生と在学生の全てを会員とする同窓会組織として、農学部ならびに大学院生命農学研究科とともにその歴史を歩んできました。2022年9月1日に一般社団法人名古屋大学農学部・生命農学研究科同窓会として新たな事業活動を開始し、2022年10月には新同窓会も共催で「農学部創立70周年記念講演会・パネルディスカッション 名古屋大学から発信する新しい農学 〜現在・過去・未来〜セコイアと共に〜」を開催しました。2023年度は、10月21日に名古屋大学ホームカミングディの開催と合わせて、様々な農学部・生命農学研究科同窓会のイベントを対面で開催し、多くの同窓生にご参加いただきました。
現在、名古屋大学は世界と伍する研究大学を目指して、教育と研究力の強化を推し進めています。具体的には、学部から大学院での博士人材育成までを区切りなく繋いで、国際通用力の高い教育と人材育成をするとともに、世界トップクラスの知的成果の創出と価値化を進めています。また、2020年に名古屋大学と岐阜大学との国立大学法人統合により設立された国立大学法人東海国立大学機構においては、「知とイノベーションのコモンズとして、地域と人類の課題解決に貢献する新たな国立大学の確立」を掲げて、「東海国立大学機構ビジョン2.0」を策定しています。
 農学部・大学院生命農学研究科としては、このような名古屋大学および東海国立大学機構のビジョンに沿って、国際性(グローバル)と地域性(ローカル)との両方の視点で、生命農学分野における課題解決を進める“グローカル”な人材育成と研究の発展を目指した取り組みをしています。例えば、カセサート大学(タイ)および西オーストラリア大学(オーストラリア)と連携して、博士後期課程学生を対象としたジョイントディグリープログラム(連携大学と共同で単一の学位を授与するプログラム制度)を実施しています。また、学部生・大学院生の海外短期派遣プログラム、海外大学の学部生・大学院生の名大への短期受入プログラム、アジアサテライトキャンパスにおける「アジア諸国の国家中枢人材養成プログラム」なども積極的に進めています。さらに、農学部・大学院生命農学研究科の国際研究ネットワークを拡大するために、「若手教員の海外派遣プログラム」や戦略的パートナー大学であるノースカロライナ州立大学(米国)との「シードファンドプログラム」などの制度を独自に整備して、農学部・大学院生命農学研究科の将来を担う若手教員の国際共同研究の機会を増やす取り組みもしています。一方で、東海地域における農学領域の産学官連携プラットフォームの構築なども進めています。このように農学部・大学院生命農学研究科は、同窓生の皆様に築いていただいた70年の伝統を次世代に継承し、さらに新たな教育・研究活動を推進することによって、今後一層の発展を目指す所存です。引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。