設置目的
1. カセサート大学が有する370ヘクタールという広大な農林地での実証研究として展開する。
2. 異なる視点の研究の融合を通じて、東南アジア地域でしか得られない豊富な遺伝資源の利活用を図る。
3. 農学的な知識やさまざまな実験技法を習得するだけでなく、異文化適応能力や問題解決能力を養い、国際的俯瞰力、企画力、学術展開力を兼ね備えた博士人材育成を行う。
1943年に創立されたカセサート大学は、チュラロンコン大学に次いでタイ王国全土で2番目に古い国立大学です。バンコクを中心に4つのキャンパスをもち、農学分野では最も古い歴史を有する(「カセサート」はタイ語で農学の意)大学です。医学・化学分野の国立研究所(チュラポーン研究所)所長のチュラポーン王女の母校でもあります。
QS ranking 2017の農学分野では世界第29位、アジア地域では日本の2大学、中国の1大学に次いで4位にランキングされる東南アジア地域のトップ大学です。2010年より国際化を強く推進しており、現在熱帯農学、バイオエネルギー、持続的農業の分野で大学院国際プログラムを展開しています。
名古屋大学とカセサート大学は1981年に大学間協定を結んでおり、名古屋大学としては3番目に交流の歴史が古い大学です。畜産学の実習や国際農学研修プログラムを共同で実施し、これまでも活発に学生および教員の交流を続けてきました。
また、大学間国際コンソーシアムであるAcademic Consortium 21(AC21)のメンバーでもあり、現在も活発に交流を続けています。
1. カセサート大学が有する370ヘクタールという広大な農林地での実証研究として展開する。
2. 異なる視点の研究の融合を通じて、東南アジア地域でしか得られない豊富な遺伝資源の利活用を図る。
3. 農学的な知識やさまざまな実験技法を習得するだけでなく、異文化適応能力や問題解決能力を養い、国際的俯瞰力、企画力、学術展開力を兼ね備えた博士人材育成を行う。
1. 幅広い専門知識と俯瞰力を身につけ、農学分野における橋渡し研究を実現できる研究者
2. 高度専門知識とそれを応用する応力を持ち、人類の食、環境、健康の質向上ならびに生物関連産業の発展に貢献する国際高度専門職業人
3. 農学にかかわる高度専門知識と技術を基礎から応用に至るまで伝承し、次世代を育成する国際的教育者